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    月曜の「あと何分」で読まれていたあさみさんのメールの
    「マカロニほうれん荘」に触発されて、注文した「ミス愛子」が昨日届いた。

    一時期「マカロニほうれん荘」がGAINAXの手によって、アニメ化されるとか
    いう話を聞いた時は喜んだんだけどな。今からでも、しないかな。

    で、「ミス愛子」の感想。絵のタッチは、「マカロニほうれん荘」や
    「ドラネコロック」の時代の画風だし、ギャグもそんな感じ。
    ただ、他の2作品ほど、キャラが立ってない感じ。言うなれば、
    脇役の日常を読んでる感じ。しかも、コミック未収録の話もあるので、
    尻切れトンボなんだよな。面白くなかったわけではないけど、もう少し
    読まないと、キャラの魅力を感じきれない感じ。
    Web通販等で、今後も鴨川つばめ作品を探してみよう。

    いつから書いてないかと調べてみたら、今年の1月1日からだった。
    「うみねこのなく頃に」のEpisode4をPlayし始めてから、断筆してたのかwww

    それはさておき、いよいよ、本編の続きを書き始めます。
    なので、前回までの「Early Days」(2003年7月の話)は、またまた中断。
    今度は2003年4月の話からです。読む人いないだろうけど、

    以下一応それまでの話のURL。mixiでも書いてると思うけど、探すの面倒くさい。
    そのうち、特設サイト作ります。
    というか、ビジュアルノベルみたいなのにしたいんだよな。
    せめて、「ひぐらし」や「うみねこ」くらいの立ち絵は実装したいけど、
    表情のバリエーションなんて、ないぜwww

    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/121/ (01)夕梨先生の霊子論
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/155/ (02)大いに可なり 
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/157/ (03)宇佐見若葉 
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/164/ (04)九日旭
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/167/ (05)サイレント・ヴォイス 
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/172/ (06)土成首里 
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/174/ (07)谺神社 
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/176/ (08)庚申塔
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/213/ (09)大可如弥
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/221/ (10)五穀断ち
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/225/ (11)着信あり
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/229/ (12)バイクショップ野分
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/232/ (13)オーグルX(R-18)
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/236/ (14)一霊四魂

    この間の話
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/347/ Early Days(1)
    http://namiokasougo.blog.shinobi.jp/Entry/348/ Early Days(2)

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    ラギヨイ・アチントヤ (15) 10 years after

    夕梨さんは、他にも準備したいものがあるからと、先ほど
    バイクショップ野分から借りてきたスクーターにまたがる。
    イタリアのピアジオというメーカーのものだそうだ。
    で、私は、大可さんの車に乗せてもらう。衣装が黒ければ、車まで黒い。
    高級車っぽい。ロールスロイスらしい。

    (少し調査不足、他に、いいのがあったら、車種は変えますwww)

    「如弥さんの運転は、リムジン並に揺れることなく、走ってくれるから、
     お嬢様気分を味わえるわよ」
    「夕梨くん、それは言い過ぎだよ」

    と言いながらも、後部座席の扉を開けてくださる。何と言うか、紳士だ。

    「助手席は、万が一事故があった時、危ないからね。」
    「でも如弥さん、妙さんしか助手席に乗せないじゃないですか」
    「あの人は言っても聞かないから」

    そう言われて、夕梨さんの顔は一瞬曇ったが、何事もなかったように
    ヘルメットをかぶり、

    「それでは、現地で会いましょう。じゃね。カシュシュシュ…、ブルルルルン…」

    と瞬く間に走り去ってしまった。場所分かるのかな?

    「じゃ、僕たちも参りましょうか」
    「は、はい。お願いします。」

    走り出した車は、止まっているのかと思うくらい静かで、景色の方が
    流れているのではないかと疑うほどであった。それどころか、ボトルホルダー
    に差し込んでいる500cc入りのペットボトルは、波紋一つ立たない。
    そうこうしていると、信号待ちになり…

    「えーと、金物がついた服装は着てないよね。ファスナーとかボタンとか」
    「はい。夕梨さんにもチェックしてもらいました」
    「あ、そーいえば、携帯電話とか、カメラもまずいですか?」
    「うーん、連絡するのに必要だから電話はいいけど、カメラか…」

    と言っている間に、信号が青になったので、走り出す。

    「後で、見せてくれるかな? 意外に護身用の武器になるかもしれない」
    「カメラがですか?」
    「うん。古来、鏡が魔除けに使われていたのは知っているかな」
    「はあ」
    「後、幕末や明治時代の人達は、写真のあまりの出来の良さから、
     魂が吸い取られていると思ったそうだよ」
    「まー、それが事実がどうかはともかく、フラッシュは目くらましになるしね」

    「あの、本当にそんな大事になるんでしょうか?」
    「僕たちは、あらゆるケースを想定して準備しているだけだから、
     勿論、何事も起こらなければ、いいんだけどね」
    「何か気になることがあるんですね」

    「不安にさせたくないから、言わなかったけど、少なくとも2か月前までは、
     あそこはかなり穢れてたんだ。でも今朝見たら、すっかり浄化されてて驚いたよ」
    「つまり、その穢れが土成くんに?」
    「いや、まだ分からない。それよりも、そんな暗い顔しないで。
     病は気から。笑う門には福来たる。精神論とか根性論ではないけど、
     何があっても土成くんを信じてあげて。」
    「そうですね。お見舞いする私が暗い顔してちゃダメですよね」

    不意に大可さんが、車を止める。でも、目的地の土成くん家ではない。

    「どうしたんですか?」
    「いや、あそこに夕梨くんがいるから、どうしたのかな?って思って」
    「あ、私、聞いてきます」
    「じゃー、お願いするよ。あ、それなら、その間にカメラを貸してくれないかな」
    「いいですけど、何するんですか?」
    「おまじない。大丈夫、壊したりしないよ」
    「それでは。じゃ言ってきます。ガチャ、パタン」

    夕梨さんは、児童公園の前でスクーターを止めて、首をかしげていた。

    「夕梨さん、何してんですか?」
    「あ、若葉ちゃん。うん、ちょっとね。懐かしいな…って思って」
    「あれ? 夕梨さん、この辺に来たことあったんですか?」
    「うん、小さい時に誰かのつきそいでね。えーと、何だったかな。
     そうだ、この辺にバレエ教室ってなかったっけ?」
    「夕梨さんも、バレエやってたんですか?」
    「ううん、私じゃなくて… うん? 夕梨さんも?」
    「ええ、私も小さい時にバレエやってて、そーいや、誰かと通ったことあるような」
    「ひょっとして…」 「もしかすると…」
    「夕お姉ちゃん?」 「うさちゃん?」

    「あははは… やっぱり、そうか、何か頭の中でモヤモヤしてたのが、やっと晴れたよ」
    「あー、だから谺神社に居候させてもらっているんですね」
    「で、うさ…じゃなくて、若葉ちゃんは、バレエ続けてるの?」
    「いえ、色々ありまして。そーゆー夕梨さんこそ、眼鏡や耳詮どうしたんですか」
    「私も色々あったのよ。そっか、あれから10年だもんね」

    「夕梨くん、宇佐見さん、そろそろいいかな?」
    「あ、如弥さん、スイマセン。じゃ、若ちゃん、後もう少しだし、さっさと行こう」
    「はい、宇佐見さん、カメラ返すね」
    「あ、どうも。特に変わったところは、ありませんね」
    「うん、見た目はね。もし、万が一の時があったら、迷わずシャッターを切ってね。
     そーゆーことがないに越したことはないけど。」
    「? 如弥さん、何かしたんですか?」
    「うん、ちょっとね」

    と言って、大可さんは、夕梨さんの耳元で囁く。夕梨さんは、不意の行動に
    耳まで真っ赤になっている。可愛いな。よっぽど好きなんだろう。

    とか思っていると、頬に冷たい滴が当たる。
    空を見上げると、まばらながら雨が降ってきたようだ。

    「大変、急いで行きましょう。? 二人とも、どうしたんですか?」
    「夕梨くん、思ったよりも、まずいかもしれないね」
    「…ですね。ここが境界か」

    二人の話から察するに、何故か、ここら辺一帯だけで雨が降っているようだ。
    反対側を向くと、晴れている。俗に言う狐の嫁入り状態。夕焼けが綺麗だ。
    雨雲の中心は、これから私たちの向かおうとしている方角で降っている。

    「とにかく行ってみよう。此処にいても仕方ないしね」   (続く)

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